何度も言うように、きなこねじりが好き。
しかし、私がどんなにきなこねじりが好きと叫んでも、世の中がきなこねじりで満たされるわけはなく、相変わらずきなこねじりが手に入るのはカルディだけである。
少し前にはNewDaysにも置いていたが、このところはさっぱり見なくなり、いよいよカルディ以外では買えなくなってしまった。
そのカルディでも、きなこねじりが品切れになることは多い。同じ棚で並んでいる他の商品は潤沢にあるのに、きなこねじりだけが無い。やはり、他にもいるのだ、「カルディにきなこねじりを買いに来る客」が。
しかし、一方で、きなこねじりのスペースは常に空けてある。ほかの商品を詰めたりせず、値札もそのままに、次の入荷の際に即座に並ぶように配慮されている。そんの商品は、カルディ広しと言えども多くないのではないか。まあ、きなこねじりしか見てないので知らんけども。
もはや、きなこねじらーにとってカルディはインフラである。無関係ではいられないし、もしカルディがきなこねじりを値上げしても買うしかないのである。あるいは、それはねじらーとしての死を意味するのかもしれない。
というのは言い過ぎで、きなこねじりが無くても命に別状はないし、なかったらなかったで他のいらないものを買うのである。
最近のお気に入りは「蜂蜜カステラサンド」。
これはとにかく、袋を開けたら最後、「気づいたら空になっている」という、恐ろしいお菓子である。きなこねじりに比べて脂質が少ないのも良い、というかむしろ危険。
カステラ生地でりんごジャムを挟んだだけの素朴さではあるが、完璧なバランスによる構成で、景色に溶け込むゆえに人の目に止まらない美しいオブジェのように、それはあまりに自然に、私の意識をこえて胃袋におさまっていく。
(ここで私のなかの「がまくんとかえるくん」が強い いしりょく で蜂蜜カステラサンドの袋をしまう。)