ふえはうたう

フルート習ってる教室の発表会があった。

思い立ってフルート習い始めて1年半、初めての発表会。人前で、ひとりで(ピアノ伴奏はあるけど)演奏するなんて学生のとき以来では。しかし私だってもう大人として落ち着いたもんなので「失敗できない」なんてことは全く思わないし、「楽しめれば万事オッケー」というつもり満々である。のだが、それでも前の週に練習で通すときから緊張してた。

フルート、緊張すると音が出ない。要所の筋肉が力むだけで息がコントロールできなくなる。これが歌なら、まあ良い声は出なくてもなんかしら声は出せるのだが(人によっては緊張で声を出せなくなるよね)、フルートは「スー」つって音にならないのだから難しい。長いこと合唱をやっていたけど、私はずっと「なんとなく」歌ってたんだなと思い知る。

まあとにかく緊張も含めて自分の演奏なので(さすが大人)、ベストを尽くすのみ。とりあえずコンディションだけは整えていこう。日頃練習してると、当然ながら疲労が溜まってたりメンタルが落ちてたりすると覿面に上手く吹けないので。ということで本番前の一週間は食事と睡眠にそこそこ気をつけてたら、わりと良い感じで当日を迎えられた。

あ、これ、あれだ。よく「〇〇が楽しみ」というのを「〇〇まで生きる」と言ったりするが、なるほど、「〇〇まで健康に気をつけて生活する」ということだな?それが大人ということだな?ただし、あまり長いスパンだと体調崩してもそれまでには治るかなーなんて余裕こいてしまうので、2週間ごとくらいでイベント入れていけば健康を維持できそう。

ということで、当日は良いコンディションで、その時のベストな演奏ができたと思う。

そして録音を聴いてわりとがっかりした。以下、反省。

・ひとつずつの音符の音を出すことを考えすぎて、フレーズがまったく音楽的でない。息を流す、という物理、それから音はともかくフレーズを吹くという意識を持つトレーニングも必要と感じる。

・最初あたまが真っ白だったが、どちらかというと緊張よりも集中が勝っていて、スムーズに入っていけた。が、ワンフレーズ吹いたくらいで我に帰り、以降はいつも通りイマイチ。あの集中力をコントロールできるようになりたい。