「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

人に(連れ合いに)やたらと勧められて(特典第4弾Getの命を託されつつ)観てきた。入村。

ああーこれは!人気出るわ!出来が良いもん!

特に、キャラクターの良さと脚本の隙の絶妙さ。つまりスクリーンの外へキャラクターが出ていって勝手に踊る条件が完璧に整っている。「そういう人気」を意図して作られているのかは知らないけど、いずれにしてもセンスだなあ。

キャラクターは「設定」的な部分の良さもありつつ、お芝居が素晴らしい。「声優さんのお芝居がとても良い劇場アニメ」さいきん多くて嬉しいですね。お芝居が良いとあまり声優を意識せずに没入して観られるけど、それでも印象的だったのは、

・種崎さんはこういうのもあるんだ?!

石田彰っぽいキャラが石田彰だった

です。

そして物語の舞台がほとんど狭い村の中の、たかだか数日の短い期間だけなのに、その「外側」をさまざまに提示しつつ具体的には作らない構成。そんなところに良いキャラクターが現れれば、まあ捗る捗る。

人気の理由を理解しつつ、すみませんが私はその熱量についていけそうにないので深入りしないようにする…危険…

ということで表面的な感想をひとつだけ。

地下室が換気されていたの、とても好感!

地下室や洞窟に不用意にずんずん入っていくのを見るとすごく心配になるのは「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者あるある」なんだけど、本作のように大きな換気扇が回ってたりすると「ヨシ!」となる。

なお、あなぐらの底、あそこはたぶんダメです。(なので普通の人間は動けなくなる。)