みかんの推し事

日本の冬といえばみかん。

正直いって私はあまり「みかん」を食べないのだけど、子供にビタミンCを摂らせる方策のひとつとして良いなとは思ってる。冬の乾燥に耐えるため、ビタミンCを積極的に取り入れていきたい。

しかしみかんを適当に買ってきても、子供はあんまり食べないのである。皮が固かったり、酸っぱかったりと理由をつけて。まあ食べてみると実際そうなので、このくらい食べればいいのにと子供に文句を垂れつつ、私も好きではない皮が固くて酸っぱいみかんを食べる。

そんなもんかと思ってたのだけど、ある時「JAにしうわのブランドみかんを食べ比べする」という機会があり、考えを改めた。6か所の共選(JAで出荷する共同の選果場)のみかんは、確かにそれぞれ味が違う。しかもどれもブランド(一定の基準を満たしたものに名乗りをゆるされる)なので、当然のように美味しい。品種はすべて温州みかんなのだけど、その土地、気候の違いなどが反映されるのだそう。柑橘は「木」「枝」のレベルで個性があったりするので、品種は同じでも地域による系統の違いもあるだろう。

で、気に入ったのが「蜜る」という、みつる共選のみかん。甘みは強いが、ブランドみかんともなると甘みに関してはどれも甲乙つけがたい。蜜るのポイントは「薄皮の柔らかさ」である。あっこれはウチの子供も食べるのでは?と思って覚えておいたのだけど、近所で売ってるかなあ。という心配をよそに、いつもの八百屋で売ってた。

買って帰って食べるとやっぱり美味しい。子供には食わず嫌いで最初は拒否されたが、まあ一粒食べてみなよと口に入れたら「めっちゃおいしい…!」とパクパク食べてくれましたとさ。そんなに特別高いわけではないのでまた買おう。

蜜る以外では、どこかでオススメされていて買ってみた「はれひめ」。これは温州みかんと清美タンゴール系オレンジの交配種で、温州みかんのように手で皮が剥ける柑橘。しかも薄皮が柔らかく食べやすい。甘みが強いわけではないけど酸味も強すぎず、そしてなによりオレンジの香りがする!これはなんとも美味しい。案の定、子供も食べました。

ということで今期の(子供の)推し柑橘は蜜るとはれひめ。なにかオススメあったら教えてください。